2020年7月29日18:05
ジモティーは、2020年7月29日から、運営する地域の情報サイト「ジモティー」において、「あんしん決済機能」の提供を開始すると発表した。同機能により、個人の不用品の売買に加え、地元の人向けに小売を行う法人が、オンラインで注文を受けオフラインで商品を受け渡すことができるという。
ジモティーは、地域に根付いたあらゆる情報を無料で掲載できる情報サイトとして、月間1,000万人以上が利用しており、大型の家具や家電など郵送するのに手間や費用がかかるモノの譲り合いや、地元の企業が近隣の人にサービス内容を告知するツールとして活用されている。
これまでジモティーでは無料を含む、譲り合いの精神を中心としてきたことからオンラインでの決済機能を提供していなかったという。そのため、取引時に現金の受渡しが必要であり、また、商品を購入するまでにメッセージでさまざまな交渉を行う必要もあった。新たに提供する「あんしん決済機能」は、ジモティーが代金の支払いを仲介することで現金受け渡しを不要にし、やりとりの煩雑さを解決することができるとしている。また、これまでジモティーの利用が難しいと考えていた法人にも、オンラインでの決済、代金支払いの仲介をジモティーが行うことで、地元の人向けの販売ツールとして利用してもらえると考えている。
今回、ご提供を開始する「あんしん決済機能」では、ジモティー上での取引における決済をオンラインで事前に行うことができ、商品の受け渡し方法が「出品者による配送」「購入者による引き取り」のいずれかであることが特長だ。つまり、全国配送を前提とした機能ではなく、オンラインで購入をし、オフラインで近くの店舗や出品者が指定する場所まで受け取りにいく形態となる。
代金は出品者、購入者の双方が取引への評価を完了するまでジモティーが預かる。また、「あんしん決済機能」の手数料は、決済金額の5%となっている。
ジモティーではベッド・机・ソファーのような大物家具や、テレビ・冷蔵庫・洗濯機のような大物家電が数多く出品されており、地元で探した人が輸送の手間や費用がかかりづらいといった利便性から、利用してもらう機会が非常に多くなっていた。「あんしん決済機能」ではこういった商品の出品時の利便性向上に加え、小売店や飲食店のテイクアウト商品など、地元ならではの商品を販売しやすくしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト