2020年8月25日8:10
自らも数多くのクレジットカード等を保有し、決済やポイントサービスに詳しい、ポイ探 代表取締役 菊地崇仁氏は、キャッシュレスの選び方として、クレジットカードを中心に、電子マネーやコード決済を合わせて確立するべきだと、8月24日に行われた当サイト主催の無料オンラインセミナー「複雑化するキャッシュレス決済サービスの選び方」の収録で語った(9月1日から公開)。
政府によるキャッシュレス・消費者還元事業の時は何も考えずにおトクになっていたが、今後は使い方を考える必要がある。同事業の成果によると、高額決済はクレジットカード、少額決済はコード決済(QR/バーコード決済)や電子マネーの利用が多いことがわかる。
菊地氏は、キャッシュレスの選び方について、「ポイントが使いやすい」「ポイントが貯まりやすい」「使える場所が多い」「安全」「特典が豊富」「スピーディー」の6つを挙げた。
なかでもポイントは3~4割が失効しているため、使いやすいポイントが最優先だとした。また、主要な共通ポイントに加え、現在はコード決済なども登場しており使いやすいポイントは変化してきているとした。貯まりやすいポイントとしては、使える場所が多く、発行数の多いクレジットカードを例に挙げた。
さらに、クレジットカード等の不正利用が増加する中、キャッシュレスの補償サービスについても紹介。また、キャッシュレスはポイントに加え、特典サービスが充実していることも選び方のポイントだとした。決済にかかる時間を見ても、現金よりもキャッシュレスの方が早く買い物が可能であり、中でもコンタクトレス決済は非常にスピーディーだ。
菊地氏は、キャッシュレスの選び方として、最も使える場所が多く、特典や補償内容も充実したクレジットカードを中心に、電子マネーやコード決済を組み合わせて利用することを提案した。
また、同氏は、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント、Tポイント・PayPayボーナス、LINEポイントの循環システム等を紹介し、現在お得なサービスの組み合わせについて語った。