2015年3月12日9:00
米国大手小売流通ターゲットはカードデータ流出コストが2億5,200万ドルになったと発表した。この額は2013年と2014年の2年間のコストである。
流出データで影響を受けた顧客は7,000万人という、とてつもなく膨大な被害だった。一人あたり3.6ドルのコストになっている。
2013年のコストは6,100万ドル、2014年は1億9,100万ドルで、合計2億5,200万ドル。しかし、保険が一部適用されたため実際のコストは1億6,200万ドルになった。保険額は、2013年が4,400万ドル、2014年が4,600万ドルである。
このコストには集団訴訟や風評被害のコストは含まれていない。今後さらに膨らむことが予測される。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。