2011年7月4日8:35
インフォコムのグループ会社であるログイットは、2011年7月1日から、中小規模コンタクトセンター向けの通話録音システムとして、新製品「NICE Recording eXpress(ナイス・レコーディング・エキスプレス)」の販売を開始したと発表した。
NICE Recording eXpressは、最大200chまでの通話録音機能と管理機能を1台の機器で実現する。例えば、通話録音機能のみを複数の拠点に導入し、本社・主拠点から各拠点の機器や通話録音データを集中管理する分散構成で導入できるという。
また、通話録音機能・管理機能は、ともにウェブブラウザ上で操作可能だ。そのため、パソコンに専用ソフトウェアをインストールする必要がなく、導入・トレーニングにかかわる時間・コストを大幅に削減することが可能となっている。
さらに、VoIP、アナログ・デジタル内線、INS1500、INS64など、さまざまな通話環境で利用できる。シスコシステムズや日本アバイヤのPBXとの連携機能もあり、より詳細な通話情報の取得や選択的な通話録音も可能となっている。
ペイメントカード業界の国際基準である「PCI DSS」への対応も大きなポイントだ。エージェントによる録音のスタート/ストップ機能で、クレジットカード関連の情報のみを選択的に録音しないことが可能だ。また監査ログ、録音データの暗号化、ユーザ/グループ管理機能を標準で搭載している。
同社では、中小規模コンタクトセンターを始め、支社や支店、営業所単位での導入にも最適なシステムだと自信を見せる。主にシステム・インテグレーターによる間接販売を行い、初年度50システムの販売を目標としている。