<代替コントロールの事例②前篇> (PCI DSS Version1.2 徹底解説)

2010年9月27日8:45

<代替コントロールの事例②前篇>

=========================

●クレジットカードプロセッサA社は、契約するデータセンターにCiscoルーターが約2,000台あり、原稿のIOSにはSSHサーバが搭載されていない

●問題となる要件
「2.3すべてのコンソール以外の管理アクセスを暗号化するWeb ベースの管理やその他のコンソール以外の管理アクセスについては、SSH、VPN、またはSSL/TLSなどのテクノロジを使用する」
-どのような制約があるか?
IOSのアップグレードに1台あたり平均し、作業コストを含め約5~10万円のコストを要する。総額1~2億円からの投資を要するため、この投資額とリスクに見合っていない

=========================

事例②は、CiscoのルータOSであるIOS(Internetworking Operating System)が古いために、SSHサーバが搭載されていないという事象についての代替コントロールの適用である。

問題となる要件は、2.3の管理アクセスの暗号化だ。これまでは、管理系のアクセスは内部ネットワーク経路に限定していたため、暗号化していない通信(httpsまたはtelnet)で管理していたが、このままでは2.3に適合できない。

A社のオリジナルコントロールを妨げる制約は、IOSのバージョンアップにかかるコストだ。投資対効果が見合わないというビジネス上の制約である。単純にコストがかかるという理由は、原則的には認められないが、ルーターの管理系アクセスの暗号化のために、1~2億円の投資額はあまりにも負担が大きいということである。

関連記事

ペイメントニュース最新情報

ポータブル決済端末、オールインワン決済端末、スマート決済端末、新しい決済端末3製品をリリースしました(飛天ジャパン)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)
電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)
チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP