2020年11月6日17:32
スマートウィルとテクノスデータサイエンス・エンジニアリング(TDSE)は、デジタル接客AIプラットフォームの提供に向けた共同サービス開発契約を締結したと発表した。
共同サービス開発契約の成果として準備を進めているのが、アパレル企業をはじめとしたリテール企業を対象とし、リアル店舗展開に欠かすことが出来ない販売スタッフを最大限に活かした、ヒューマンタッチなデジタルトランスフォーメーションを具現化する「ヴァーチャルコンサルテーションAIプラットフォーム」だという。AIチャットボットによる接客の効率化、来店予約やフェイストゥフェイス・オンライン接客、さらにはクレジットカード決済までも付加した顧客のショッピング体験におけるあらゆる接点を対象としたソリューションであるそうだ。
AIチャットボットを搭載するチャネルは、WEBページ、SNS(LINE、Facebook Messenger等)など、各社の希望に合わせてアジャストするという。また、多言語対応も行うため、外国人への接客も可能だ。高度なAIテクノロジーを持つTDSEの開発力と、CRMを基軸として、さまざまなリテール企業をコンサルテーションしてきた、スマートウィルのノウハウを凝縮したサービスであるとしている。すでに、外資系アパレルブランド数社での実証実験を終え、予約購買のCV率は90%を超えているそうだ。次期開発フェーズでは、顧客管理機能や、ECなどにみられる返品交換を削減するAI自動サイズ測定機能など、さまざまな機能拡張を行っていくという。