京都丹後鉄道沿線地域におけるAIオンデマンド交通導入実証実験(WILLER)

2021年1月11日8:00

WILLERは、京都府の協力のもと、生活に必要な交通サービスの確保による生活水準の向上と地域経済の活性化を目指し、京都丹後鉄道沿線地域におけるAIオンデマンド交通導入実証実験を2021年1月26日~2月22日に京丹後市で実施すると発表した。

画像はイメージ(WILLER)

WILLERは、2015年度から上下分離方式で運営されることになった京都丹後鉄道の運行を開始し、鉄道の魅力や利便性の向上、沿線地域交通の充実等に取り組んでいる。昨年度からは、MaaSの実証実験に取り組み、日本初の距離制運賃に対応したQR決済システムの導入等を実施している。今年度からは、京都丹後鉄道の駅を拠点に、新たな交通サービスとして、AIオンデマンド交通を導入することを目指し、第1弾として京丹後市で実施する。

同実証実験では、少子高齢化やコロナ禍の社会課題の解決を目指し、自宅2㎞圏内の暮らしにおける生活移動にマイカーや自転車の代替えになる、行きたい時に行きたいところへ自分の思い通りに動くAIオンデマンド交通「WILLER mobi」を提供する。外出のストレスがなくなり商業施設への来店が増えること、また駅やバス停までの移動で利用してもらうことにより公共交通の利用が増えることで、地域経済が活性化し、その結果人と街の絆がより深まるようなサービスの提供を目指すという。

「WILLER mobi」は、地域で暮らす人々が移動手段を共有する新しい交通サービスであるという。どこかへ出かける時にアプリや電話で車両を呼び出すと、指定した場所へ10分程度での配車が可能で、目的地まで移動でき、自宅から約2kmの生活圏内を移動できる。AIルーティングによる効率的な運行と需要の先読みが可能で、移動時間やコストを最適化することができるとしている。

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ペイメントナビ編集部

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