2021年4月19日17:37
東急は、2021年5月12日~7月31日までの約3カ月間、定期券保有の新たな付加価値創造を目的としたサブスクリプション型のサービス「TuyTuy」(ツイツイ)の第1期実証実験を実施すると発表した。第1期では、東京電力エナジーパートナー、Luup、Nature Innovation Group、パンフォーユー、日比谷花壇が同サービスに参画する。
同サービスは、東急線区間を含むPASMO定期券を持つすべての利用者を対象とした、月額制のサブスクリプション型サービスだ。実証期間中、2021年5月、6月は無料で、7月は月額500円(税込)で利用できる。
具体的には、東急線区間を含むPASMO定期券を持つ人を対象とした「TuyTuy」LINE公式アカウントから会員登録、決済を実施した人に、毎月各種サービスのクーポンコードが配布される。利用者は各種サービスへの登録(各アプリのダウンロードなど)を実施し、クーポンコードを利用することで、同サービス登録者限定の特典(一定回数無料・割引など)が受けられる。
第1期で利用できるサービスは、① 「充レン」(モバイルバッテリーレンタルサービス)、② 「LUUP」(電動マイクロモビリティシェアリングサービス)、③ 「アイカサ」(傘シェアリングサービス)、④「パンスク」(パンの定期便サービス)、⑤ 「ハナノヒ」(花の定額制サービス)、⑥ 「TuyTuyワンデーパス」(東急線全線一日乗車券):不定期配信、となる。
同サービスでは、日常の中で、利用者一人ひとりのニーズに合うサービスを自由に使うことができる環境を整備することで、ストレスフリーな生活の実現を目指す。また、モバイルバッテリーや、傘、モビリティを「所有」ではなく「シェア」する体験をしてもらうことで、利用者には便利さを体感、環境に優しい取り組みに参画してもらうとともに、脱炭素をはじめとする環境負荷低減への取り組みとして、同サービスが「サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現」へ貢献することを期待している。さらに、パンの定期便サービスは「フードロス削減」の1つの手段を実践した賞味期限の長い冷凍パンの美味しさを知ってもらう機会になるように、また花の定額制サービスは、利用者が花のある日常生活の中で癒しを感じてもらうことに加え、花を手入れする経験を通じて地球環境について自然と思いを馳せられるように、という想いを込めているそうだ。
なお、同サービスの内容は、同様に定期券保有の新たな付加価値開発を目的の1つとし、東急を主体として実証実験中のサービス「DENTO」の購買、利用データの分析結果をメニュー開発に生かしており、両者が連携することで、より一層高い利便性・快適性の実現を目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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