北陸エリアで予約決済機能を備えた観光型MaaS導入に向けた実験実施(JR西日本)

2021年6月11日18:07

JR西日本は、北陸新幹線敦賀延伸の効果を最大限に高め、北陸エリアへの観光誘客の拡大を図るため、出発から目的地までの新幹線をはじめとする鉄道に加え、現地でのバス、タクシー、レンタカー、レンタサイクルなど交通機関及び観光素材をスマートフォンでシームレスに検索・予約・決済することができる「観光型MaaS(Mobility as a Service)」を2022年度に導入すると発表した。

開始に向けて、12月1日~2022年3月31日まで導入に向けた実証実験を行う。本格導入は、2022年度下期を予定している。実施主体はJR 西日本で、北陸三県誘客促進連携協議会、日本旅行が協力する。

具体的には、実施エリアである北陸3県(富山県・石川県・福井県)と協力し、「WESTER」の基盤を活用した「おでかけクエスト(デジタルスタンプラリー)」を実施する。観光施設や公共交通のご利用等、複数のクエスト達成による特典の付与を通じ、利用者個々のニーズに対応しつつ「たび前」から「たび後」までの一連の体験を後押しするサービスを提供するそうだ。利用者は、新常態をサポートする JR 西日本公式アプリ「WESTER」から参加が可能。

2021年の実証実験を元に、2022年に予約決済機能を備えた観光型MaaSの導入を目指すとしている。

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