2011年1月11日12:38
NECとKDDIは、世界初の3周波数帯対応RFID機能を搭載した携帯電話端末と、同携帯電話を活用したモバイルクラウドサービス基盤の開発を共同で進めてきたが、今回KDDIのauインフラを利用して共同でサービスを展開する業務提携を行い、2011年3月から提供を開始する。
同サービスは、商品などに付けられたRFIDタグに携帯電話を「かざす」だけで、利用者がさまざまなアプリケーションサービスを受けられるモバイルクラウドサービスを実現。外勤の多い営業要員の業務サポートや、さまざまな資産を点検する保守要員の業務サポートをはじめ、一般社員の日常業務のサポートをするソリューションサービスを提供するもの。
NECは、KDDIのネットワークをMVNOとして利用することにより、同サービス提供の中核となるRFIDサービス提供基盤「BitGate」に加え、RFID機能搭載携帯電話端末および通話機能などを含む3G回線をセットにし、一括した業務ソリューションをユーザに提供する。一方、KDDIは、NECとの提携によるRFID業務ソリューションの提供を通して、ユーザーに携帯電話とRFIDを連携させた新たな利用シーンを提案するという。