2021年7月2日8:00
2019年にサービス提供を開始したミクシィのモバイルウォレットアプリ「6gram」では、2021年6月8日より、JCBに加えてVisaブランドのプリペイドカードの発行を開始。同時に、Visaタッチ決済機能を搭載したリアルカードの発行も開始した。これによりますます利便性が向上した「6gram」を、これまでになかった新しい消費体験を提供することでユーザー間のコミュニケーションを活性化していきたい考えだ。
記事のポイント!
①半透明でナンバーレスのリアルカードを発行開始
②「6gram」でミクシィのユーザーとその友人や家族に楽しい消費体験を提供へ
③幅広い世代での利用が進む
④1日あたりのアプリの起動回数や接触時間を意識
⑤「TIPSTAR」との連携を強化
⑥リアルカードが当たるキャンペーンの成果は?
⑦新たな消費体験を提供へ
Visaブランドの半透明のナンバーレスカードを採用
「6gram」はグループ機能を備えたウォレットアプリ
ミクシィのモバイルウォレットアプリ「6gram」では、JCBのバーチャルプリペイドカードに加え、すみしんライフカードとの提携による、Visaのタッチ決済機能を搭載したリアルカードの発行も開始。発行後すぐに、国内外のVisa加盟店でのショッピングに利用することが可能だ。リアルカードの発行手数料は定価 800円、年会費は無料、有効期限は3年。半透明で、券面にクレジットカード番号などを記載しない、セキュリティおよびデザイン性の高いナンバーレスカードとなっている。
「6gram」は、同社が「フレミリー」(フレンド&ファミリーの意)と呼ぶ、ミクシィのユーザーとその友人や家族に対して、楽しい消費体験を提供することを目的としている。招待制のサービスで、利用にはアプリユーザーから招待を受けることが必要だ。ミクシィ 6gram企画担当 沖勇作氏は、「『6gram』という名前は、一般的なペイメントカードの重さである5グラムに、1グラム分の付加価値が付いていることを意味しています」と話す。その付加価値とは、一言で言えばグループ機能。「6gram」では、グループを作ることでグループ内のメンバーで出し合った残高をシェアすることができる。チャット機能もあり、グループ内でコミュニケーションをとりながら、お金を出し合ったりグループ残高を使ったりできる。ここで使われている決済基盤システムは、AmazonのAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)を活用してミクシィが独自に構築したものだ。
決済上限額はバーチャルカード、リアルカードとも、本人確認済みの場合は50万円/月、本人確認無しの場合は10万円/月。チャージは、クレジットカード、銀行口座、Apple Payから1,000円以上1円単位で可能。グループへの入金の上限額は10万円/回、10万円/月となっている。
利用者は20代からシニアまで幅広い
お金を媒介にコミュニケーションが活性化
「6gram」のユーザーは小学生から高齢者までと幅広い。リアルカードについては今のところ20代の反応が良いが、全体的に見ると20代からシニア層までは年代による偏りなく、広くユーザーが分布している。「6gram」は、利用によるポイント還元などのお得感は打ち出しておらず、純粋に機能や使い勝手の良さが評価されて利用が進んでいるものと同社は見ている。今回のバージョンアップで使える店舗・施設が増えたことから、一層利用に拍車がかかると期待される。
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