2021年10月28日16:11
ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」を運営するBASEは、ネットショッピングの新たな決済体験と持続するブランドと購入者のリレーション構築サポートによってリピート購入増加を実現する、購入者向けショッピングサービス「Pay ID(ペイ アイディー)」を、2021年内に提供開始すると発表した。
「Pay ID」は同社(グループ会社を含む)が提供する既存サービスを統合・刷新して提供する新サービスで、これによりID登録者数は750万人、アプリのMAUは100万を超えるショッピングサービスとなるそうだ。
「Pay ID」は、オンラインでの購入をクイックに行えるID決済機能と、ブランドと購入者の持続的なリレーション構築をサポートするモバイルアプリによって、決済からアフターショッピングまで包括的にショッピング体験を向上する購入者向けの新サービスになるという。決済機能は、同社100%グループ会社のPAY社、ショッピングアプリ「BASE」の既存機能を引き続き「Pay ID」のアプリで提供する。同サービスは、まずは累計ショップ開設数が160万ショップを超えるネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」加盟店でのショッピングを対象に提供する。
「Pay ID」は、ストアフロントのブランドで促進される集客・販促チャネルの分散化を見据えて、ブランドと購入者の最適なリレーション構築をサポートし、インターネット上のショッピング体験を向上するためのサービスだとしている。また、「Pay ID」は同社が運営するショッピングアプリ「BASE」と、PAY社が提供するID決済サービス「PAY ID」の利用特性やアセットを活かして、新たな購入者向けのショッピングサービスとして提供するそうだ。
決済機能は、PAY社が運営するID決済サービス「PAY ID」の名称を引き継ぎ、一部のアルファベットを小文字にして「Pay ID」に名称・ロゴを変更する。決済はこれまでと変わらずPCI DSSに準拠するPAY社が、安全なセキュリティと情報管理のもとでサービスを提供するそうだ。なお、「PAY ID」登録ユーザーはこれまでと同じIDと登録情報のままで引き続き「Pay ID」を利用可能だ。
決済機能では一度、「Pay ID」にクレジットカードや住所を登録するだけで、ショッピングの際に都度情報を入力する必要なく、ログインして決済を行うことができる。なお、インターネット上のあらゆるチャネルで表示される「BASE」加盟店の商品を今後さらに「Pay ID」でクイックに購入できるようパスワードレスな認証による新たな機能を開発中だ(2022年中に提供予定)。さらに、「BASE」との機能連携を強化し、ブランドへの購入者のロイヤリティを向上する機能も2022年中に提供予定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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