2021年11月9日8:10
三井不動産は、カジュアル衣料品ブランド「ユニクロ」が、三井不動産の運営する三井ショッピングパーク公式通販サイト「Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)」に2021年11月8日より参加したと発表した。
「&mall」は、出店者に新たな販売機会の創出を目指す「リアル施設共生型ECサイト」としての特長を持つサービスだ。サービス開始から、リアル店舗における欠品対策やECサイトからリアル店舗への送客支援、店舗在庫のEC販売および店舗スタッフの情報発信によるリアル店舗活性化支援等、リアル施設との相互連携に力を入れてきたという。
その中でもコロナ禍以降、ECニーズの高まりと実店舗の売上向上をともに実現する仕組みとして、店舗の商品を販売する「店舗在庫活用型EC」を特長として、出店店舗も増加しているそうだ。
一方で、ユニクロも、「リアル(店舗)とバーチャル(デジタル)の融合」を継続して推進している。コロナ禍において、店舗とECの一体化はユニクロのみならず小売業全体の喫緊の課題であるととらえており、商業施設と店舗が手を組むことで課題解決になることを期待して、今回、国内初のトライアルとして参加するとしている。
これまでも、三井不動産グループが全国および海外で展開する商業施設に、ファーストリテイリングが展開する「ユニクロ」「GU」「PLST」等のブランドの実店舗が出店していたが、このほど両社のオムニチャネル推進の方向性が合致し、同取り組みに至った。
なお、「&mall」は、現在約400ショップが参加する三井ショッピングパーク公式通販サイトとなる。取扱商品は、ファッションに限らずコスメ、インテリア、生活雑貨、ベビー・キッズ用品などとなる。また、「ショールーミング」や「RFID」等、ICT活用による周辺機能も特徴となる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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