2021年11月11日7 :10
JR東日本は、JR東日本グループが推進する「Beyond Stations構想」の一環として、生活動線である駅構内にJRE MALL初のリアルショップなど、新たなショールーミングの拠点を設置し、買い物体験ができる場を拡大すると発表した。2021年11月18日より東京駅を皮切りに順次設置し、山手線内を中心に20駅(東京駅、新宿駅、池袋駅、上野駅、大崎駅、秋葉原駅ほか)を予定する。
JRE MALLは、JR東日本が強みを発揮できる駅空間を活用し、独自のコミュニケーション戦略を推進する。駅空間に「ショーケース型店舗」、「オンライン接客型店舗」、「体験型ショールーム店舗」の3タイプのショールーミング拠点を導入し、各タイプに適した場所に設置していく。
季節や流行に合わせ、JRE MALL内で販売している商品を定期的に入れ替えながら紹介・販売する拠点を山手線内の駅を中心に順次展開する。ショーケース型店舗「JRE MALL Car」と、オンライン接客も体験できる「JRE MALL Meet」のトライアル版の2タイプを予定している。
「JRE MALL Car」は、JRE MALLで販売している商品を紹介する無人ショーケースとなる。1分程度の短い接触時間で商品情報、ここでしか手に入らない特典情報やクーポンを得られる。QRコードからの商品販売なども提供する。
オンライン接客体験ができる「JRE MALL Meet」は、利用者の興味や属性に応じて、商品を紹介する。気になる商品は、オペレーターに相談したうえで、JRE MALLで購入可能だ。オンライン接客機能は先行して一部の「JRE MALL Car」で実証実験を開始し、機能拡充と設置箇所拡大を進めていく。
なお、「JRE MALL Car」展示商品ラインナップは、「Suica20周年Suicaのペンギングッズ」(2021年12月23日まで)、「JRE MALLふるさと納税特集」(2021年12月26日まで)となるそうだ。
さらに、11月18日より、東京駅に設置する「JRE MALL Car」にて、期間限定でオペレーターによるオンライン接客体験ができる。あわせてJRE MALL入会キャンペーンおよびSuica20周年記念イベントなども同時開催する。
また、11月30日に体験型ショールーム「JRE MALL Cafe」を横浜駅に開業する。JRE MALLで販売している商品を実際に「見て・触れて・味わうことができる」体験型のショールーム店舗となる。2週間ごとに変わるテーマに合わせて、ふるさと納税の返礼品や心豊かな生活をサポートする商品を紹介する。さらに、生産地のエリア紹介や販売者との双方向コミュニケーション、ワークショップなどのイベントも展開する。また出展者には、店内企画と連動して開催する催事販売を通じて、リアルの場での利用者の反応を見てもらうほか、商品情報読込後の行動をフィードバックするマーケティングの場としても活用できるそうだ。
なお、カフェ機能では、ロボバリスタ「Ella(エラ)」を活用した無人化・省人化による新たなコーヒーサービスを提供する。モバイルオーダー対応の無人コーヒーマシン。ベースやトッピングを組み合わせ、224種類のバリエーションが可能だ。CrownTechnologies Holdings Pte Ltdが開発している(カフェ機能は稼働日が遅れる場合あり)。
さらに、各自治体厳選の返礼品を紹介する「JRE MALLふるさと納税」は、2021年11月30日~2021年12月31日まで実施。カフェでは返礼品を「食べて」試すことができる。また、「コンコースPOP UP SHOP」では初回に新潟県が登場し、返礼品としてサイトに掲載されている商品を実際に購入することができるという。