2011年1月31日12:02
新関西衣料サービスは2011年1月31日、UHF帯ソフトリネンタグを利用した本格的なリネンサプライシステムを国内で初めて採用しすると発表した。同システムは、富士通フロンテックが提供する一括読取りが可能なソフトリネンタグやリーダライタと、さくらケーシーエスが運用性を考慮し自社開発したアプリケーションを組み合わせて提供している。
新システムでは、タグに割り当てられたID管理番号を読み取り、クリーニング工程での「回収・入荷」や「仕上・出荷」などの状態を把握し、ユニフォーム1枚1枚の使用履歴、洗濯回数などの管理を実現した。使用するUHF帯タグは、通信距離が長く、一括読取りができるのが特徴で、ユニフォームやリネンの管理業務を効率化し、誤出荷も撲滅できるという。
従来、ユニフォームやリネン製品の管理は、バーコード運用で行っていたが、今回のシステムを導入することにより、入出荷業務で約3倍の処理能力アップを実現する。
新関西衣料サービスでは、1月末から3月の本番運用に向け試行を開始し、今後同システムの協力工場への展開も予定している。