2021年6月11日7:00
京セラは、独自の画像認識型「スマート無人レジシステム」を開発したと発表した。
同システムは、同社独自の物体認識AI技術を活用することで、1台のカメラで重なり合った複数の商品を即座に認識できるという。また、同技術により、新規商品登録時の学習時間を従来の方法に比べ、大幅に削減することが可能となるとしている。
同システムは、同社の研究開発本部 先進技術研究所にて開発した独自技術を用いている。まず、大規模な設備投資が必要なく、レジ台に1台のカメラとPC、ディスプレイを設置するだけで導入できるという。また、独自開発した物体認識AI学習データ生成技術を活用し、商品が重なり合ったり、商品を手に取っている場合でも、高精度な画像認識を行うことが可能だ。
さらに、独自開発した物体認識AIアーキテクチャを活用し、同システム1台で約6,000種類以上の商品を登録し認識することが可能だ。また、新規商品の登録時には、従来システムでは登録済商品を含む全商品を再度学習する必要があるのに対し、同システムでは新規商品だけの追加学習で済むことから、学習時間が大幅に短縮できるとしている。
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ペイメントナビ編集部
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