2022年1月26日15:00
GENDA SEGA Entertainmentは、カヤックが開発したコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン」を秋葉原地域に2022年1月26日から導入した。導入時には、SEGA秋葉原4店舗、神田明神(神田神社)、秋葉原ワシントンホテル、メイドカフェ「リリアンプリアン」、とらのあな、サンコーレアモノショップ秋葉原総本店のほか、パフォーマンス集団「リアルアキバボーイズ」など30箇所で利用可能だ(1月24日現在)。「まちのコイン(通貨名:アキコ)」を活用することで、加盟店間の相互送客の促進、新たな顧客体験価値を生み出し、ウィズコロナ・アフターコロナの国内観光客とインバウンド需要の回帰を目指す。
「まちのコイン」は、現金をチャージするプリペイドカード式や、使用金額に応じたポイント発行システムではなく、法定通貨への換金性が無い、コミュニティ通貨サービスとなる。スマートフォンのアプリをダウンロードし、QR コードを介して使用可能だ。秋葉原では、ゲームやアニメ文化、歴史、食と多様なカルチャーに出会えるという秋葉原の特徴から、テーマを「カルチャーで、つながるまち」とし、親しみやすい通貨名として「アキコ」にしたそうだ。
秋葉原はコロナ禍おける人流の減少で、さまざまな店舗が苦境に立たされたという。JR東日本が発表した2020年度乗車人員ランキングによると、秋葉原駅は2006年度以来初めてベスト10外の11位(2019年度は9位)にランクダウンし、前年37%減となっている。そこで、秋葉原に旗艦店をおき、29年営業を続けてきたGENDA SEGA Entertainmentが先導し、業種を超えて企業や店舗が共創・共闘しようと「まちのコイン」の導入が決定した。
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ペイメントナビ編集部
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