2022年4月27日13:30
サンリオとNTT東日本は、2022年4月21日に記者説明会を開催し、NTT東日本が提供するコミュニケーションロボット向けの音声認識・音声合成機能を提供する「ロボコネクト」に対応したハローキティのコミュニケーションロボット「ハローキティロボット」を販売すると発表した。
ハローキティの声で発話
「ハローキティロボット」は、高さ約33cm、重さ約1,190gとなり、人と同じように身振り手振りを使って双方向のコミュニケーションを行うことができる小型のデスクトップ型ロボットだ。ハローキティの声で発話するのが最大の特徴だ。
サンリオ ライセンス営業本部 執行役員 門本洋一郎氏は、コミュニケーションツールとしてよりエンターテイメント性の高いものが求められる中、昨年、NTT東日本の「ロボコネクト」である「Sota(ソータ)」を知ることができ、連携してロボットを発売することになったとした。知名度があり、ファンの多い、ハローキティの声を忠実に再現しており、周りを笑顔にする和みやすいロボットだとした。ハローキティは再来年で50周年を迎える。昔からハローキティが好きだった世代も含め、若者からお年寄りまで、幅広い世代での利用を期待しているそうだ。
AI関連技術「corevo」を活用
NTT東日本 ビジネス開発本部 第三部門長 増澤俊也氏からは、コミュニケーション向けの音声認識・音声合成機能尾提供する「ロボコネクト」事業を紹介した。同社では、2016年から事業を開始し、非接触・非対面での業務効率化や人員不足の解消、サービスの向上などに向けてSotaの活用を提案してきた。音声認識や合成機能は、クラウド型サービスとして提供。Sotaは、カメラ、マイク、スピーカーを搭載しており、顔や手を動かすことが可能だ。
観光・施設案内では、東京都交通局、小田急箱根、北九州モノレール、成田国際空港で活用された。また、プログラミング学習では、東京都品川区、北海道旭川市で導入された。そのほか、オフィス、店舗、介護施設、クリニックなどで活用されているそうだ。
「ハローキティロボット」では、NTTグループのAI関連技術「corevo」を活用し、ハローキティの自然や表現力豊かな声、オリジナルの声を再現した。プレゼンテーション、検温、オフィス受付、各種案内、レクリエーション、プログラミング学習の6種類の付加アプリケーションに接続可能だ。
コミュニケーションロボの注文・決済への展開は?
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