2022年7月25日19:43
三井住友カードは、コンカーとの戦略的業務提携の第四弾として、2022 年8月末より、新幹線の乗車区間や乗車日などのデータ情報をコンカーが提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense」へ自動連携すると発表した。
三井住友カードは、国内カード会社として初めて「Concur Expense」へ新幹線区間情報の自動連携を実現したという。また、データ項目数はConcur Expenseとデータ連携する国内のカード会社として、最多となるそうだ。
データ連携では、コンカーが提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense」および三井住友カードが発行する三井住友エクスプレスコーポレートカードの導入が必要だ。
利用者は、JR 東海が提供する「JR 東海エクスプレス予約サービス」を利用し、三井住友エクスプレスコーポレートカードで新幹線を予約する。乗車後、「乗降区間」「乗車日」「新幹線名」「座席クラス」等が三井住友カードを経由しConcur Expense に連携されるという。
これにより、「利用者が出張精算時に入力する項目を削減」「精算作業者の各項目に対する正誤チェック作業の軽減」「高額になりがちな新幹線利用の予約・支払手段、精算方法を統一し、データ連携することで不透明な利用を防ぎ、ガバナンスを強化できる」といったメリットがあるそうだ。
なお、同サービスは Mastercard ブランドのみ対象だ。また、JR 東海エクスプレス予約サービス以外からの予約分は適用外となる。さらに、Mastercard が提供する CDF (Common Data Format)を通じて Concur Expense へデータ連携した場合のみ可能となる。
なお、三井住友カードとコンカーは 2020年9月に、営業推進や協働商品の開発を軸とする戦略的業務提携を発表し、この1年間で高速道路の出入口情報、ユーザーの英字氏名、請求日データ、国内線発着空港情報、タクシー乗降地情報のデータ連携項目拡充等を実現したそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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