2022年11月29日18:00
デジタルガレージ(DG)の子会社で、決済事業を手がけるDG フィナンシャルテクノロジー(DGFT)は、JR四国が2022年11 月28 日より開始するチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」に、DGFT のクレジットカード決済サービスを提供すると発表した。JR 四国は、セキュリティレベルやシステムの安定性、サポート体制等の観点からDGFT の決済基盤を採用したという。
「しこくスマートえきちゃん」は、スマートフォンアプリからきっぷを購入し、係員にアプリ画面を提示することで、JR 四国の列車が利用可能になるサービスだ。アプリユーザーは手持ちのクレジットカードやデビットカードをアプリに登録することで、スマートフォンからキャッシュレスできっぷを購入することができる。また、乗車時には紙のきっぷの発券や窓口での受取りが不要で、改札通過前にアプリの「使用開始」ボタンをタップし、使用中画面を係員に提示すると乗り降りが可能だ。アプリで購入できるきっぷは、11 月28 日のサービス開始時には特別企画乗車券のみだが、2023年春には普通乗車券や定期乗車券など取扱い券種の拡大を予定している。
同アプリは、チケット購入時の非対面化・利便性向上を目的に、JR 四国が推進する「JR 四国スマート改革」の取り組みの1つとなる。JR 四国は同アプリの展開により、鉄道サービスの利便性の向上に加え、駅窓口などの混雑緩和や窓口業務の省力化による生産性向上を一層強化する方針だ。
なお、DGFT は、これまで、JR 東日本やJR 九州、京王電鉄などの鉄道会社や高速バス会社などの公共交通機関に決済サービスを提供している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト