2024年5月10日16:45
デジタルガレージ(DG)の子会社で、決済事業を手掛けるDGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)と、auフィナンシャルサービスは、2024年5月8日付で、決済事業での広範な連携に向け、業務提携契約を締結した。
クレジットカードやQRコード決済など、キャッシュレス決済が日本の消費全体に占める割合は2023年に39.3%と過去最高を記録し、市場規模は126兆円を突破した。「キャッシュレス・ビジョン」では世界最高水準の80%のキャッシュレス比率を目標とする方針が掲げられていることから、今後も継続的な市場成長が期待されている。
デジタルガレージグループのDGFTは、支払い拠点数108万拠点、決済取扱高6.2兆円、年間決済件数11.8億件となり、グループ戦略「DG FinTech Shift」のもと、さまざまな戦略パートナーとの協業を加速させることで、中期経営計画の早期達成を目指すと共に、安心・安全で便利なキャッシュレス社会の実現を目指している。
auフィナンシャルサービスは、KDDIグループが保有するデータを掛け合わせた独自の信用供与モデルをもとに事業を展開し、「au PAYカード」は920万会員が利用している。また、KDDIグループの通信料金等のクレジットカード決済を一括管理する決済代行事業を手掛けている。
同提携を通じ、両社は相互の経営資源や決済領域の知見・機能の融合を図り、au経済圏における高品質な決済サービスの提供を推進するとともに、共創連携によるワンストップの決済サービス展開により、成長を続けるキャッシュレス市場でのシェア拡大や業界ポジショニングの向上を目指すという。
ECを始めとしたオンライン事業者や店舗などの対面事業者へ総合決済サービスを提供する決済プロバイダー。非対面・対面領域95万拠点でのお支払いが可能で、年間決済取扱高は5.3兆円を超えます(2023年3月末現在)。事業者のキャッシュレス化やDX推進を決済や金融の領域から支援するとともに、加盟店やエンドユーザーである消費者へ、安心・安全・快適な支払い体験の提供を通じて、世の中の役に立つインフラ事業として、持続可能な社会の発展に貢献し続けていきます。