2023年3月7日7:40
北國銀行は、石川県珠洲市、Digital Platformerと共同で、珠洲市のデジタル化およびキャッシュレス決済比率向上による生産性向上を目指し、北國銀行がデジタル地域通貨の発行体となり、ブロックチェーンを活用したデジタル地域通貨プロジェクトの検討を開始すると発表した。2023 年夏ごろのサービス提供開始に向け、今春4月からのプロジェクト開始を予定している。
同プロジェクトでは、県内各自治体と連携し、珠洲市に加え県内全域で利用可能なデジタル地域通貨の流通を計画している。また、デジタル地域通貨の実現に向け、同社のみならず同プロジェクトに賛同する地域金融機関と共同でのプロジェクト実施を検討していく。
自治体と地域金融機関をシームレスに接続することで、石川県全域での生産性向上、行政サービスデジタル化の実現を目指す。
ブロックチェーン技術基盤には、Digital Platformer が開発するデジタル通貨・分散型 ID発行プラットフォーム「SHIKI」を利用し、障害や外部からの攻撃に強くシステムの安定稼働を目指すという。また、取引記録の透明性を担保し、改ざん・コピーを防ぐことで、機密性、完全性、可用性の高い決済システムの構築につなげる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト