大阪・梅田エリアでデジタル地域通貨サービスで環境配慮行動を促進(MRI)

2023年9月4日7:40

三菱総合研究所(MRI)は、環境省事業の一環として2023年9月4日~12月8日まで実施する大阪市・梅田エリアで実施される一人ひとりの環境配慮行動を促す実証実験に、デジタル地域通貨サービス「Region Ring」の新機能を提供すると発表した。

アプリでのCO2削減量の表示イメージ(MRI)

MRIは、令和4年度に続き、環境省「令和5年度ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」(以下 環境省事業)の一環として、スマートフォンアプリを用いてCO2排出量の削減につながる環境配慮行動を促進する実証実験を支援している。MRIは、同実証のプラットフォームとして「Region Ring」を提供するとともに、実証全体の企画・運営・効果検証の役割を担う。

同実証の特徴として、対象施設・店舗における環境配慮行動の実践に対して、支払いなどに利用できるポイントを発行する。今年度はユーザーの環境配慮行動の実践に応じた「CO2排出量の削減効果」を見える化する機能を追加。ユーザーは、自らの環境配慮行動の実績や、参加者全員で削減したCO2によって低減した社会コストを確認できる。

大阪市北区・梅田エリアの6つの商業施設(阪急三番街、NU茶屋町、NU茶屋町プラス、HEP FIVE、ハービスPLAZA、ハービスPLAZA ENT)への来館者等を対象に、環境配慮行動の実践に対して店舗での支払いなどに利用できるポイントを付与することで、環境配慮行動の促進や習慣化を目指す。特に、環境配慮行動の実践に応じた「CO2削減量」を見える化することの効果を検証する。対象施設への来館者など1,500名程度の利用を目指す。

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