2023年10月4日17:30
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、同社のハウスプリペイドサービスが、神奈川県、静岡県、山梨県で事業展開する生活協同組合ユーコープ(神奈川県横浜市)に採用されたと発表した。
TMNのハウスプリペイドサービスにより、ポイントカード、組合員証、プリペイドカードの3つの機能を、1枚のカードに集約した。また、ユーコープが提供する既存のスマートフォンアプリにも同機能を搭載した。
ユーコープの全店舗で「ToMaCa(トマカ)」および「モバイルToMaCa」として、2023年10月1日にサービスが開始されている。
ユーコープは発足10周年を迎え、このほど、さらなる組合員の利便性向上に向けた検討を行い、キャッシュレス決済による会計時間の短縮に加えて、スマートフォンでの決済ニーズへの対応や、顧客ロイヤルティ向上施策にも活用でき、他の生活協同組合でも実績のあるTMNのハウスプリペイドサービスを採用したという。
TMNのハウスプリペイドサービスでは、加盟店独自のハウス電子マネー機能のほか、会員管理、ポイント管理、クーポン等、幅広い機能が用意されており、今後もニーズや環境の変化に応じて各機能を追加導入することが可能だという。
利用者は、会計時の現金支払いを減らし、小銭の支払いなどがなくレジ会計ができ、待ち時間の短縮にもつながるという。また、ポイントカード、組合員証、プリペイドカード機能が1つになり、カード1枚またはスマホで買い物が可能だ。
ユーコープにとっては、キャッシュレス決済比率向上により、現金取り扱い業務が低減され業務効率が向上するそうだ。また、独自のハウス電子マネーによりキャッシュレス決済にかかるコスト増を抑制でき、顧客の囲い込みやロイヤルカスタマー育成につながるとしている。