2011年4月25日9:00
韓国の国民銀行(Kookimin Bank)の子会社である国民カードが国民銀行からスピンオフし、KBフィナンシャルグループのメンバーとして運営することになった。国民銀行の総資産額は韓国第1位だ。
スピンオフの目的は金融商品のクロスセル。カード会員に対し、販売信用(Sales Finance)や保険、旅行パッケージを販売する。
国民カードは汎用クレジットカード発行枚数ランクでは第4位。クレジットカード取扱高シェアではトップがShinhan Cardで24.6%、国民カードは14.4%となっている。
アクワイアリングでは第2位で、加盟店数は200万店、取扱高は270億ドルである。
国民カードは銀行からスピンオフし、自由度を高めて積極営業でShinhan Cardに追いつく方針だ。KBフィナンシャルグループでは国民カードを成長エンジンとして位置づけている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。