2019年11月1日12:40
日本電子決済推進機構は、2019年10月31日から、スマホ決済サービス「Bank Pay(バンクペイ)」の先行取り扱いを開始した。
Bank Payは、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫や農協・漁協といった全国ほとんどの金融機関が参加可能なオールバンクのスマホ決済サービスとなる。利用者は、金融機関共通の「Bank Pay」アプリを使用すると、Bank Pay対応金融機関であればどの口座でも利用可能だ。10月31日に「Bank Pay利用アプリ」をApp Store/Google Playに公開し、利用者のスマートフォンで加盟店店頭に表示されているQRコードを読み取るMPM方式から先行して開始する。
Bank Payで支払いできる加盟店は、福岡県、福井県、三重県から開始し、11月以降も兵庫県、山口県、熊本県、大分県、鹿児島県にも順次拡大予定だ。10月31日時点で申し込みのある取り扱い個所は約500カ所となる。
2020年春には、利用者がQRコードを表示し、加盟店のバーコードリーダなどでスキャンして読み取る「CPM方式」、Bank Payの機能を小売企業などに開放し、利用者が普段使用する飲食店のクーポンやアパレルブランドのショッピングアプリなどへのサービス拡大を予定している。
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ペイメントナビ編集部
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