2024年1月25日9:10
本人認証の義務化、不正検知の最新動向、パスワードレス認証、EMV新技術、PCI最新動向、BNPL不正対策などを紹介予定
TIプランニングは、2024年3月5日(火)にセキュリティ関係のイベントである「ペイメント・セキュリティフォーラム2024」を開催します。今回は2019年3月開催以来、5年ぶりにリアル単独開催となります。
TIプランニングでは、2011年11月に初となる「ペイメント・セキュリティフォーラム」を開催し、これまで計10回のフォーラムを開催してきました。
国内では、「クレジット取引セキュリティ対策協議会」の「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画」、および後継となる「クレジットカード・セキュリティガイドライン」により、対面でのIC化対応など不正対策で大きな成果を上げました。一方で、拡大するEC取引により、日本クレジット協会の集計などをみても非対面の不正取引が目立っています。また、近年ではフィッシング被害も顕在化しています。
2023年2月1日には、「クレジットカード決済システムのセキュリティ対策強化検討会報告書」がまとめられ、その後発表されたロードマップでは、2025年3月までにすべてのEC加盟店で国際的な本人認証手法「EMV 3-Dセキュア」の導入を計画的に進めると発表されました。また、イシュアは2025年3月末までに利用登録の要請としてEC利用会員ベースで80%、カード会員への動的(ワンタイム)パスワード等の利用手続の要請が100%とされています。
さらに、決済の不正対策は複合的な対策が求められます。カード会社では、イシュア(カード発行会社)のリスクベース認証の精度の向上、イシュア間の不正利用情報の共有に向けた枠組みの検討・連携の促進が求められます。今後数年でカード番号をトークンに置き換えることができる「トークナイゼーション技術」の利用等も徐々に広がっていくでしょう。
また、クレジットカード以外の決済手段も成長しており、BNPL(後払い)やスマートフォン決済のセキュリティ対策もeKYCを含めて重要となっています。さらに、パスワードを使わずにオンラインの本人認証を強化可能なFIDO(Fast Identity Online)認証の普及拡大も期待されています。
PCI DSSに関しては、2024年3月末までの「PCI DSS v4.0」準拠への移行、汎用モバイルデバイスで非接触決済の受け入れるための規格「PCI MPoC(Mobile Payments on COTS)」の動向などが注目されます。
「ペイメント・セキュリティフォーラム2024」では、EMV 3-Dセキュアの概要や義務化への見解、不正検知システムをはじめとした複合的な対策、トークン化など新たな技術、パスワードレス認証による不正対策、PCI基準の最新動向、リスクベース認証の動向など、まさにクレジットカードやスマホ決済、BNPLといった決済セキュリティ強化に向けた最前線の動きが1日で紹介される予定です。
2024年はリアル単独での開催を予定しております。国際ブランド、ウォレットイシュア、加盟店、BNPL事業者、関連団体など、決済セキュリティに関わるプレイヤーが一堂に登壇する本セミナーの開催が、国内における決済セキュリティ強化に向けた道標となれば幸いです。ぜひ参加をご検討ください。
開催日時 | 2024年3月5日(火曜日)終日の開催 (9時40分~18時の間) |
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開催場所 |
リアル開催 |
開催テーマ | 「ペイメント・セキュリティフォーラム2024」 不正対策の動向や対策を徹底網羅 |
参加対象者 |
カード加盟店、対面の店舗、EC決済取引を行う企業、サービスプロバイダー(決済処理を行う決済代行事業、決済処理事業者)、カード会社、カードセキュリティ関連企業、審査機関、セキュリティ商材販売企業など、カード決済セキュリティに関わる企業の皆様もお申し込みが可能です。 |
主 催 | 株式会社TIプランニング |
協 賛 |
●Accertify, Inc. ●かっこ株式会社 ●株式会社スクデット
●Nok Nok Labs, Inc. ●Forter, Inc. ●LexisNexis Risk Solutions |
協 力 | ●ペイメントナビ編集部(カード情報ポータルサイト) |
参加費用 | 無料(参加には、おひとり様ごとの事前登録が必要です) |
定 員 |
300名 |
登録サイト |
本セミナーのお申し込みは締め切りました。 |
※本申し込みにあたりお預かりしたお客様の個人情報(氏名、住所、電話番号等)ならびアンケートのご回答情報は、開催日時点での主催、協賛各社において、今後の営業、マーケティング、各社取り扱い製品またはサービスに関するご案内のために利用させていただく場合があります。また、お申込み情報(氏名、住所、電話番号等)は開催日時点での協賛企業に共有されます。なお、ご記入いただきました個人情報につきましては、各企業の個人情報保護ポリシーに則って、適切に扱われます。
※①の配布資料は講演企業の意思によります。配布がない講演もございます。また、オンラインで配布する可能性もございます。
※②はオンラインでの冊子の閲覧となります。
※③の書籍プレゼントはアンケートのお名前と登録の会社名、住所が一致している場合に有効となります。また、アンケート全問に回答していない場合は有効となりません。
■講演プログラム(現段階での予定)
内容 |
開会 ◇基調講演 9時40分~10時10分 ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 デジタル化社会において、生活の様々な場面で複数のプラットフォームやチャネルを利用することが一般的となっています。セキュリティはあらゆる業務の根幹として、ますます重要性を増しています。Visaはパートナーと連携し、対面、オンラインに関わらず、常に安心・安全でシームレスな決済体験を提供したいと考えています。
Visaトークンサービスは、セキュリティと利便性を高めることで、オーソリ承認率向上と加盟店でのコスト削減を可能にし、よりシンプルで一貫性のあるUXを実現します。今回の講演では、VisaのセキュリティテクノロジーとVisaトークンサービスについてご紹介いたします。
◇スポンサー講演 10時20分~11時
かっこ株式会社 3Dセキュアの導入率は3割!? データから読み解く最新の不正状況と業界横断的な不正対策の取り かっこ株式会社 O-PLUX事業部 小林太平氏 クレジットカードの不正利用被害は拡大し続けており、 ◇ゲストセッション 11時10分~11時40分 株式会社メルカリ JR TnS Product Director 田中啓介氏
-2020年メルペイにProduct Managerとして入社 -メルペイ・メルカリの既存サービス、 –メルカリグループの不正対策部門のDirectorとして従事 ◇スポンサー講演 ランチセッション 11時50分~12時30分
※会場で参加の皆様には軽食をご用意します。 Accertify, Inc. オンラインサービスにおける決済プロセスの最適化と、 アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. 近年のクレジットカードの不正利用の傾向を踏まえた上で、 ◇スポンサー講演 12時40分~13時20分 エクスプライス株式会社 取締役 営業本部長 大西 剛 氏 昨今、ECサイトにおいて、不正利用が増加しており、各EC事業者はその対策に追われています。また、不正検知サービスを導入したが、効果がなかなか出ないとお悩みになっているEC事業者も少なくありません。そのような中で、家電EC「XPRICE」を運営するエクスプライス株式会社では、株式会社スクデットが提供する不正検知サービスを導入し、見事に不正利用を削減することに成功しました。本講演では、エクスプライス取締役の大西氏をゲストに迎え、不正利用を大幅に削減できた取り組みについて語っていただきます。 ◇ゲストセッション 13時30分~14時 株式会社MIXI 開発本部 MIXI M事業部 システムグループ 浅見 公輔氏 MIXI Mは、MIXIが開発・運用している基盤システムおよびWALLETサービスです。少人数で開発・運用を効率的に進めるために、クラウドのマネージドサービスを積極的に採用しています。MIXI MではEMV 3-Dセキュア対応を行うために、3-DセキュアサービスであるAccess Control Serverと3DS Serverをそれぞれ内製開発しました。クラウドを活用してPCI 3DS準拠対応を行い、また3-Dセキュアサービスを内製開発する際に行った各種の対応について詳しくご紹介します。 ◇スポンサー講演 14時10分~14時50分 LexisNexis Risk Solutions カントリーマネージャー 雨宮吉秀氏 近年、BNPLに代表される新たなオンライン決済手段の利用が拡 ◇ゲストセッション 15時~15時40分 株式会社Paidy CISO Jeremy Turner氏 ペイディは、欲しいものを今すぐ購入できて、お支払いは「 ◇スポンサー講演 15時50分~16時30分 Nok Nok Labs, Inc. シニアセールスマネージャ 大久保勇次氏 クレジットカードによる非対面決済の取引はますます普及しており、それに伴う不正利用の脅威も増加しております。本セミナーでは、パスワードからくる潜在的なリスクを排除し、カード利用者の保護及び利便性を損なわない方法について、Passkeys(FIDO)とEMV 3-Dセキュアを活用した非対面決済時のセキュリティ対策を解説します。 ◇スポンサー講演 16時40分~17時20分 Forter Pte Ltd カントリーマネージャー 野田 陽介氏 近年の不正被害拡大は不正犯罪者によるテクノロジーの進化が大き ◇最終ゲストセッション 17時30分~18時 PCIセキュリティスタンダードカウンシル(PCISSC) クレジットカードの不正被害の増大が続く中、「クレジットカードセキュリティガイドラインv4.0」においてカード情報保護対策とされるPCIDSSは新バージョン4.0への移行期限が2024年3月末に迫り、その準拠対応の正念場を迎えています。本講演ではPCIDSSv4.0対応の最新情報をご紹介します。また同じく「ガイドライン」で不正防止対策としてEC加盟店に導入が求められているEMV3DSについて関係するPCI基準、さらにスマホ・タブレットなど市販のモバイルデバイスをカード決済端末として活用する場合のセキュリティ基準(Mobile Payment On COTS – MPOC)の状況などご紹介いたします。 ※セッションは予定となり、詳細な時間や講演内容は随時アップデートされます。 |
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※プログラムは、予告なく変更される予定です。タイトル、講演内容や講演者は確定次第、順次追加予定です。予めご了承ください。最新情報は、本サイトをご確認ください。
【事前に必ずご確認のうえお申し込みください】
・ご登録情報は主催者ならびに2024年3月5日開催時点の協賛企業で共有されます(協賛企業は随時追加)。
・セミナー中の写真撮影、録音、スクリーンショット等はお断りさせていただきます(発覚した場合は退席、および今後当該企業のセミナー参加をお断りする可能性があります)。
・協賛企業の競合となる企業は今回のフォーラムのお申し込みをお控えいただければ幸いです。協賛企業が競合と判断した場合、受講票送付後も参加をお見送りいただく可能性がございます。
・所属会社のご住所、メールアドレスでお申し込みください。gmailやyahooメールなどの企業メール以外、自宅などからのお申し込みなど、正しい記載がない場合は、参加を不承認とさせていただきます。