2011年4月26日9:00
クレジットカードにデビットカード、そしてプリペイドカードと新たな決済手段が増えるにしたがって、アクワイアリングビジネスの魅力が増している。
2010年にアクワイアラが扱ったトランザクション件数は548.9億件で前年対比8.9%アップ。取扱高は2.932兆ドルで前年対比8.5%のアップだった。
取扱件数でトップはファーストデータで、シェアは24%。2位はバンクオブアメリカのマーチャントサービス(BAMS)でシェアは20%だった。3位はフィフスサードでシェア14%。
取扱高ではファーストデータがトップで7,038億ドル、2位はBAMSで6,411億ドル、3位はチェイスで4,327億ドルだった。
ファーストデータがいずれでもトップになっているが、レベニューシェアモデル分も含まれている。これを除くと、取扱件数でも取扱高でもトップはBAMS、ファーストデータは2位、3位がチェイスとなる。
FRBによると米国では現金と小切手を含め、一人5種類以上の決済手段を使っている。モバイル決済などが増えればさらにトランザクションは増加する。アクワイアリングは魅力的なビジネスだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。