2011年5月6日9:00
音楽、動画、ゲーム、書籍などデジタルコンテンツが急拡大するにしたがい、広告業界ではデジタルコンテンツ広告に対するシェアが年々増加している。
Ad Ageの調査によると、2010年米広告収入304億ドルのうち、デジタルコンテンツ広告のシェアは28%、85億ドルになった。2009年のシェアは25.8%だった。金額では前年対比16.9%も伸びている。
特筆すべきは、デジタルコンテンツ専門の広告代理店シェアが高いことである。デジタル専門代理店の収益は51億ドル。約60%のシェアを握っている。専門代理店で有名なところは、Publicis Groupeの Digitas と Sapient Corp.のSapientNitroである。
もうひとつシェアが高いのがダイレクトマーケティングやCRM専門代理店で、20億ドルの収益をあげている。これらの代理店では総収入の42%がデジタルコンテンツ関連であった。
デジタルコンテンツ広告は即時に効果測定できるため、旧来の広告手法とは違う新たなアプローチ方法をもつ専門代理店が重宝されているようだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。