タッチ決済対応のクレカ等を使用した後払い乗車サービスの実証実験拡充(東急/東急電鉄)

2024年5月10日16:35

東急電鉄、東急、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)、ジェーシービー(JCB)、QUADRACは、22024年5月15日よりタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォンなどを使用した後払い乗車サービスの実証実験を、世田谷線を除く東急線全駅で開始すると発表した。同実証実験は、事前の乗車券購入が不要で、手持ちのタッチ決済対応のカードやスマートフォン等を対象改札機の読取部にかざすことで東急線を利用できる(東急線と相互直通運転を行っている他社線は、同実証実験に非対応)。

対象改札機のイメージ(東急/東急電鉄等)

世田谷線の各駅は2024年中に、車両または改札窓口にタッチ決済対応のカードや、同カードが設定されたスマートフォン等およびQRコードに対応した読取機器を設置し、同実証実験を開始予定だ。

東急電鉄では、2023年8月30日から、デジタルチケットサービス「Q SKIP」の販売サイト上で事前に乗車券を購入して改札機を通過する、タッチ機能対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)およびQRコードを活用した乗車サービスの実証実験を実施している。「Q SKIP」の販売サイト上では、東急線全線が1日乗り降り自由のデジタルチケットや、沿線施設や地元の店舗利用チケットと乗車券がセットになったデジタルチケットなどの商品サービスを展開し、移動需要の創出に取り組んでいる。

 今回、タッチ決済対応のカードや、同カードが設定されたスマートフォンなどを使用した後払い乗車サービスの実証実験を開始することで、交通系ICカードを主軸としつつ、クレジットカード、デビットカードなどやスマートフォン1つで鉄道を利用できるようになり、沿線に住む人だけではなく、訪日外国人を含む来街者にも乗車サービスを提供するという。

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