2011年5月27日11:18
NTTドコモは、2011年6月1日から、衛星電話サービス「ワイドスターII」を利用した「簡易公衆電話サービス」を提供すると発表した。
簡易公衆電話サービスは、主に海上や山岳部などFOMAサービスのエリア外となる場所に、船舶や山小屋施設のオーナーや地方自治体などが契約者となり、「ワイドスターII」を通信回線とした専用の公衆電話機を設置することにより提供する。船舶に搭乗する乗員、乗客、または山小屋施設の利用者などは、簡易公衆電話機を利用して有料で衛星電話サービスを利用可能だ。
同サービスは、現在提供中の衛星電話サービス「ワイドスター」を利用した「衛星公衆電話サービス」の後継となる。簡易公衆電話サービスでは、新たな機能として、契約者のオーナーが、通常の通話料金に対しての割増率を設定することができる機能と、通話料金の支払方法として電子マネー「Edy」決済と100円の硬貨支払に対応した。
なお、同サービスの開始に伴い、衛星公衆電話サービスのクレジットカードホンを2012年度下期、テレホンカードホンを2014年度上期に提供を終了する予定だ。