2018年12月10日19:40
予約/顧客台帳サービスを提供するトレタと、NTTドコモは、食領域における新たな事業展開に向けた業務・資本提携について、 2018年12月10日合意したと発表した。
今回の業務・資本提携を通じて、両社はトレタが培った飲食店向けサービスのノウハウと、 ドコモが「dグルメ」の提供やグループ会社であるABCクッキングスタジオなどで培った利用者向けサービスのノウハウ双方を活用し、さまざまな事業を展開していくという。
具体的な提携内容は、①予約/顧客台帳サービス「トレタ」の一層の普及、②利用者がスマートフォンを使って、飲食店の予約、メニュー注文、決済までをワンストップで行うことができる新たなサービスの提供(2019年度開始予定)、③飲食店で使えるドコモのスマホ決済サービス「d払い」およびポイントプログラム「dポイント」の導入推進――となる。
ドコモは、 トレタからの30億円の第三者割当増資の引き受けおよび、トレタ既存株主からの一部株式譲受を実施。なお、ドコモが譲り受けた株式には、NTTドコモ・ベンチャーズ(NDV)の保有分も含まれている。NDVはNTTグループ全体のスタートアップ・ベンチャーコミュニティの窓口として、 国内外のスタートアップの発掘、事業シナジーの創出、 ファンドを通じた出資を行っており、トレタとドコモとの将来的な協業可能性を見据え2016年9月にトレタへ出資し、今回の提携成立を機に株式譲渡に至った。