2024年10月18日7:00
クレディセゾンは、国内外72施設を運営する星野リゾート(長野県軽井沢町)とポイント活用における新たなサービスを2024年12月より開始する。クレディセゾンが発行するセゾンカードの利用により貯まった「永久不滅ポイント」を、星野リゾートが運営する宿泊施設の公式サイト上で、宿泊代として利用することができる。なお、この新サービスは、クレジットカード業界において初めての取り組みだという。
国内のポイントサービス市場規模(ポイント発行額ベース)は年々増加しており、矢野経済研究所によると2023年度は2兆6,569億円まで拡大し、2024年度には前年度比104.7%の2兆7,831億円になる見込みだ。しかし、ポイントの活用はスーパーマーケットやドラッグストアなど生活圏内での使用が多く、宿泊や移動など旅行に関連する利用は10%程度しかないという。これまで両社は、セゾンカード会員限定の宿泊プランの提案などサービスの連携をしてきた。 そしてこのほど、ポイントを旅行に関する決済で活用できるような取り組みをしたいとの思いから、星野リゾートが提供する「旅」と、クレディセゾンの「永久不滅ポイント」は、先々の旅行を計画する際に貯まったポイントを活用することができ、非常に相性が良いと考えた。
具体的な取り組みとして、日常の買い物で貯まった永久不滅ポイントを、星野リゾート公式サイトで宿泊代として直接利用できる。これにより、ポイント交換の手間がなく、宿泊代に充当でき、残額はクレジットカードで決済も可能となる。
また、貯まった永久不滅ポイントを、全国の星野リゾートで使える宿泊ギフト券に交換できる。5万円券のほか、セゾンカード会員限定の1万円券も用意している。
さらに、セゾンふるさと納税の返礼品として、星野リゾートのさまざまな施設の宿泊ギフト券を選択できる。カード払いで寄付すると、永久不滅ポイントも貯まるという。
そのほか、セゾンカードの公式サイトより、特別価格で「会員限定優待プラン」の予約ができる。また、宿泊ギフト券や永久不滅ポイントでの支払いも併用可能だ。
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ペイメントナビ編集部
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