2024年11月7日7:45
ナウキャストとジェーシービー(JCB)は、匿名加工されたクレジットカード決済データをもとにした国内消費指数「JCB消費NOW」を提供しているが、一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会が協会会員向けに発行したレポートで活用されたと発表した。
同レポートでは、観光目的で長崎を訪れた人々が、市内でどれくらい消費しているかの動向を把握するため「JCB消費NOW」が活用されたという。属性別の消費動向(居住地、性別・年代)や新型コロナ禍前の2019年と前年(2023年)の比較など詳細な分析も行ったそうだ。
なお、「JCB消費NOW」は、JCBとナウキャストが開発した、消費活動を知るための指標となる。プライバシーを保護した形で加工したJCBカードの取引データを活用して、“現金も含めた国内消費全体の実勢”を捉える消費指数を提供する。クレジットカードの決済データをもとに算出しているため、インターネットショッピングやキャッシュレス決済を含む幅広い消費の動向を捉えることが可能で、財やサービスの消費動向を示す総合消費指数や総合消費をマクロ・ミクロに分類した業種別消費指数など合計66種の指数を提供している。性別・地域・年代といった属性別のデータも備えており、多面的に消費動向を分析することができるそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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