2011年6月23日17:08
カシオ計算機は、落下強度3.0mを実現したスキャナ一体型のハンディターミナル「DT-X8」シリーズのラインアップを拡充し、NFC-IP2対応のリーダライタを搭載することで、RFIDタグや非接触ICカードにも対応した「DT-X8-11J/21J」を、2011年9月1日から発売すると発表した。
DT-X8-11J/21Jは、耐環境性能や操作性といった「DT-X8」シリーズの特長はそのままに、NFC-IP2に対応したリーダライタを搭載。スキャナを使ったバーコードなどの読み取りだけでなく、ISO/IEC 15693に準拠したRFIDタグ(13.56MHz)や、Mifare、FeliCaなどの非接触ICカードの認識にも対応した。書類や部品の管理など、RFIDタグを活用したさまざまなソリューションに対応するとともに、非接触ICカード認証によりログイン時のセキュリティ強化も実現しているという。
表示画面には、屋内外で見やすいカラー表示を低消費電力で実現するBlanview液晶を採用し、タッチパネルも備えている。RFIDタグやバーコードなどの読み取り操作用トリガーキーは、前面と両サイドの合計3箇所に装備。無線LAN(WPA2対応・IEEE802.11b/g準拠)やBluetooth Ver.2.0(Class2)の標準装備などの機能も備えている。
バーコード読み取りに対応した半導体レーザースキャナ搭載の「DT-X8-11J」と、2次元コード読み取りにも対応したC-MOSイメージャ搭載の「DT-X8-21J」から、ユーザーの業務内容に応じて選択できるという。