2025年2月6日8:00
イタリア郵便公社グループ企業のPostePayは、ミラノで開催されたイベント「Salone dei Pagamenti2024」で「Road to Connect」を発表した。同社ではAndroidのスマートPOSである「SmartPOS Postepay 」を発表し、決済やアプリを提供することにより店舗支援を強化している。
3,000万枚以上のカードを発行
アプリ提供で店舗支援を強化へ
PostePayが発行したカードは3,000万枚以上(うちPostepay Connect 120万枚、Postepay Evolution約1,000万枚)、デジタルウォレットは1,310万個、取引額は630億ユーロ(うち電子商取引市場は200億ユーロ)に上る。同社は、決済、通信(2024年9月に固定電話回線と携帯電話回線480万回線)、エネルギー部門(2024年9月にはPoste Energia契約約65万件)の小売業と企業の両方のさまざまなターゲットのニーズを満たすソリューションを備えた日常的なプラットフォームと幅広い製品とサービスを2,000万人の顧客に提供してるそうだ。
新たに提供を開始した SmartPOS Postepayは、大型5.5インチHDタッチスクリーンを搭載。Wi-Fiと統合された4G SIMで接続可能だ。PostePayのPiervincenzo Russo氏氏は「この取り組みは価値を生み出すための第一歩を示しています。私たちが提供するエコシステムを通じて解決策に近づいています」と話す。同端末はパッケージングも変更し、再生紙を使うなど環境にやさしい製品を意識した。
すべての支払いの領収書を印刷できる内蔵プリンター付いており、領収書を電子メールまたはSMSで送信することも可能だ。利用者はカードに加え、PostePayのコードによる支払いにも対応している。支払い時には、パスワードの入力に加え、顔認証を利用しての認証にも対応する。
同端末にはアプリを追加することが可能であり、「お店で利用できるコンテンツを増やして、いろいろな提案をしていきたいです。収入と支出を組み合わせることで、店舗のライフサイクルを包括的に管理することが可能になります。私たちは全員、その可能性にワクワクしています。現在のところ、唯一利用可能なアプリはPostePayのビジネスアプリですが、今後は他のアプリも追加予定です。イタリア全土での完全なリリースを行い、非常に短期間で実現しました」とRusso氏は説明する。
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