2011年7月15日12:18
高知県とイオンは、2011年7月14日、包括連携協定の締結に合意したと発表した。今回の協定の目的は、高知県とイオンの双方が持つ資源を有効に活用し高知県の一層の活性化と県民サービスの向上に協働して取り組むことである。
同協定により、高知県とイオンは、電子マネー「WAON」の活用や南海大地震対策、県産品の販路拡大など地産外商戦略、観光振興など8項目について両者で協力し、さまざまな取り組みを進めるという。
第一弾として、「室戸ジオパークWAON」を2011年8月8日から発行する。同カードは、西日本エリアを中心としたAEON(イオン)約120店舗で販売をスタートし、その後順次拡大予定する予定だ。発行手数料は1枚300円で、カード販売目標は初年度5万枚。
イオンでは、同カードが全国のWAON加盟店で利用された場合、その金額の一部を「室戸ジオパーク推進協議会」に寄付し、世界ジオパーク国内候補地である室戸ジオパークの保全に役立ててもらうという。
イオンは、これまでも全国のイオン店舗において、高知県の特産品の販売や「高知県フェア」の開催など高知県の協力を得た取り組みを実施している。同協定を機に高知県とイオンはこれまで以上に連携し、高知県の活性化や県民への新しいサービスの創出に取り組んでいきたいとしている。