2011年8月5日8:00
3人のモデルがクレジットカード券面をデザイン
ギャルやギャルママをターゲットにした「ファッショニスタカード」
オリエントコーポレーション(オリコ)は、人気モデル「小森純さん」・「桃華絵里さん」・「板橋瑠美さん」の3人がクレジットカード券面をデザインした「ファッショニスタカード」の募集を開始した。ギャルやギャルママを入会ターゲットにしたカードで、“お財布の中までオシャレにコーディネート”がコンセプトとなっている。
お財布の中もおシャレに決める
デザイン性重視でギャルのファーストカードを目指す
「昨今はモデルの方がいろいろなコラボ商品を出しており、ヒットする商品も珍しくありませんが、お財布の中からおシャレになるようなクレジットカードがあってもいいと思いました」(オリエントコーポレーション 顧客営業推進グループ カード営業部 推進Ⅲチーム 駒沢妙子氏)
同カードの年会費は永年無料で、カードブランドはJCBを搭載。ギャルやギャルママによる商品企画サービスを行う凸版印刷と共同で開発した。オリエントコーポレーション 顧客営業推進グループ カード営業部 部長代理 斉藤弘起氏は、「ベースとなるデザインは3人のモデルからいただき、凸版印刷と共同で商品化しました。いずれのデザインも財布に入れて、人に見せたくなるようなデザインを意識しています」と説明する。
小森純さんデザインは額縁をメインにアンティークを基調とした落ち着きのあるデザイン。デザインの質感を生かし、表裏マット加工を施している。桃華絵里さんデザインはきらめくラインストーンや花が券面に乗ったゴージャスなデザインとなっている。カード全体にラメを散りばめた光沢感のあるカードを意識した。板橋瑠美さんデザインは、花をレースリボンで結んだパステル調のかわいらしいデザインであり、こちらもデザインの質感を生かし、表裏マット加工を施している。
「ファッショニスタカード」の主なターゲットは、ギャルやギャルママである。彼女たちは、購買意欲が旺盛で新しいものが好きで、流行を生み出す力を持っている。
「ギャルと呼ばれる、10代、20代の女性はクレジットカードを持っていない人も多いので、ファーストカードを目指しています。若年層はコンビニエンスストアの利用も多いため、スマートに決済ができるポストペイ方式のiD、QUICPayを搭載しました」(駒沢氏)
バックハンガーをプレゼントするキャンペーンを実施
入会者に対し稼働促進も意識した企画なども検討へ
また、本カードのキャンペーンサイトには、ファッションスナップ占いによる診断コンテンツなど、若い女性向けに入会から利用促進まで楽しめるコンテンツ、インセンティブを用意している。入会に向けたプロモーションとしては、モデルが運営するブログやソーシャルネットワークの「mixi」におけるバナー広告、ギャル向けの通販サイトが発送する商品へのチラシの同梱、ファッション誌への掲載などを検討している。また、キャンペーンサイトにはTwitterやmixiのボタンも載せることにより、口コミの効果も狙う。
ポイントサービスとしては、オリコの「暮らスマイル」を付帯。同社では、9月末までに入会して、11月末までにカードを1回でも利用した人にはバックハンガーをプレゼントするキャンペーンを実施している。
「バックハンガーは若い娘が欲しい商品の1つで、実際に購入するとなると2,000~3,000円するものです。こちらも人に見せたくなるようなデザイン性のあるものとなっています」(駒沢氏)
同社では今後、入会者に対し、稼働促進も意識した企画なども検討していく方針だ。また、凸版印刷がオープンした若年主婦参加型の商品企画支援携帯サイト「MCRP(ママカワ・リサーチ・プレス)」との連携も行っていきたいとしている。
オリコでは募集開始から1年間で1万人の獲得を目標としている。まだ、募集を開始して間もないが、3人のモデルのファンを中心にカードの評価は上々で、入会者も多いという。また、20代までの女性がターゲットながら、「カードの入会者の2割弱は男性となっている」(斉藤氏)そうだ。
オリコでは、同カードの成果をもとに、第二、第三の企画も検討していきたいとしている。最後に駒沢氏は、「例えば、若い女性から人気のあるブランドとコラボしたり、カード自体に面白い仕掛けがあるようなものも検討していきたい」と語ってくれた。