2011年8月17日9:00
米プリペイドカード発行会社でナスダックに上場するネットスペンド(NetSpend)がアナリストから厳しい注文をつけられた。
ネットスペンド第2四半期の営業収益は前年同期比10.3%伸びて7,440万ドル。最終利益では17.6%伸びて760万ドルになった。
取扱高は13%増の26億ドル。給与振込口座になっている稼動口座数は25.4%増の771,000口座になった。
数字をみると、アナリストが厳しい注文をだすほどではないように思われる。が、ほとんどのアナリストは「買い」から「ニュートラル」へダウングレードしている。株価もそれに連動して40.7%もダウンした。
その理由は、提携パートナーが3社減少したこと。新たな提携先が確保できなかったことである。
自社チャネルだけでは限界がある。いかに提携パートナーを獲得するかが、プリペイドカード発行会社の収益を左右する。
提携先の1社は自社でシステムを構築するとしている。つまり、提携先はプリペイドカードがおいしい市場であることがわかったのだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。