2025年12月25日8:00
JＦRカードが発行する「大丸松坂屋カード」は2025年9月1日に新サービスが開始され、カードデザインの刷新、最短５分での即時発行・即時利用が可能になった。新デザインはスタイリッシュな縦型で、カード番号や有効期限が裏面に移動し、よりセキュアになったのが特徴だ。ショッピングカードとして、付帯保険のショッピングプロテクションに特徴を持たせるなど、百貨店での買い物を安心・安全に楽しんでもらうことを目指している。
スマホで申し込み、最短５分での即時発行・即時利用が可能に
2025年8月末時点で、一般の大丸松坂屋カードの発行枚数は約90万枚で、大丸松坂屋ゴールドカードが約5万枚、お得意様ゴールドカード（外商カード）が約30万枚となっている。同社全体の取扱高は昨年度は約4,900億円。GINZA SIXカードが24年４月に始まり、新たなPARCOカードの新規会員募集受付を2025年2月19日より開始、さらに博多大丸カードが発行するカードをリニューアルし、2025年3月24日より新規会員募集受付を開始したため、取扱高も増えている。
大丸松坂屋カードの新サービスの導入により、最短5分で審査が完了し、「大丸・松坂屋アプリ」の支払いサービスに登録することで、すぐに買い物などに利用することができる。この即時発行・即時利用は、スマートフォンで「大丸・松坂屋アプリ」からの申込むことができるため、店舗での待ち時間や手続きの負担を軽減し、よりスムーズなユーザー体験を提供する。
大丸松坂屋カードは2021年に大幅リニューアルを行ったが、ＪＦＲカードが発行する各種カードとのデザイン統一を図るため、さらにデザインを一新した。新デザインでは、これまで表面に表示されていたカード番号や有効期限を裏面へ移動し、セキュリティ面でもより安心して利用できる仕様になっている。
損害補償期間180日まで延長、金額も200万円に引き上げ
新しいクレジットカードについて、ＪＦＲカード カード事業本部 商品企画部長 河合雄一氏は「ショッピングカードとして、付帯保険のショッピングプロテクションに他社とは違う特徴を持たせました。通常は損害補償できる期間を90日程度、金額を100万円程度に設定しているケースが多い中、大丸松坂屋カードは、一般カードでも200万円まで保証しているほか、百貨店で安心して買い物をしていただきたいという思いから、付帯保険の損害補償期間を180日まで延ばしています」と話す。
また、2025年9月より、ＪＦＲカードが発行する3券種（大丸松坂屋カード・GINZA SIXカード・博多大丸孔雀カード）の一般カードに付帯する家族カードの年会費が無料となった。これまで年会費が必要だった家族カードを、より多くの会員に利用してもらうため、利便性とサービスの向上を図った。
河合氏は「当社はグループのカード会社としてグループ内の百貨店で買い物していただきたいという気持ちを持っています。大丸・松坂屋で大丸松坂屋カードを使っていただければ、ポイントが貯まるというだけではなく、保証も含めて、安心して買い物を楽しんでいただける世界観を目指しています」と話す。
会員制のレストラン優待サービスである「招待日和」は、提携している一流レストランで、2名以上で予約すると1名分のコース料金が無料になるという特典だ。主にクレジットカードの上級会員などが対象で、他社はプラチナカードで付けているが、大丸松坂屋カードはゴールドカードに「招待日和」を付けているのも特徴だ。
