JFRカードが「大丸松坂屋カード」を全面刷新 QIRA[キラ]ポイントを核に“JFR経済圏”の構築を進める

2021年6月22日8:30

JFRカードは、会員層の若返りを図るため、「大丸松坂屋カード」を2021年1月に全面刷新。その先に見据えるのは、新たなポイントプログラム「QIRAポイント」を核とする“JFR経済圏”の確立だ。2021年6月7日に行われたTIプランニング主催セミナー「キャッシュレス決済・カード戦略フォーラム2021」の中から、JFRカード カード事業本部 本部長 加納伸昭氏の講演内容を抜粋して紹介する。

メインターゲットを30~40代女性に変更
時代に合わせカードの商品力強化を図る

大丸、松坂屋、PARCO、GINZA SIXなどの商業施設を日本全国主要都市に多数保有するJ.フロント リテイリンググループ(以下、JFRグループ)のクレジットカード事業を担う、JFRカード。同社は2021年1月、15年ぶりに「大丸松坂屋カード」の商品改定を行った。

JFRカード カード事業本部 本部長 加納伸昭氏

「大丸松坂屋カード」は近年、新規入会者数の伸び悩み、解約数の増加、1口座当たりの利用額・稼働率の低下といった問題を抱えてきた。さらにここ数年のコロナ禍で、人々の購買行動は大きく変容。商品性が時代のニーズに合わず、このままでは生き残れないとの結論に達し、全面的なリニューアルに踏み切る決断をした。

これまでの中心会員層は50~60代女性であったが、将来さらに事業を発展させるためには、若年層へのシフトが必須の課題と判断。カードのリニューアルにあたって、「大丸松坂屋カード」のメインターゲットを、「購買意欲が高くグループ店舗所在地および周辺の商業施設に居住もしくは来街する30~40代女性の百貨店顧客」に設定し直した。

新しいターゲット層に響く商品力を備えたカードにするため、同社では30~40代女性を対象に定性・定量調査を実施し、その結果をもとに社内で徹底討論を繰り返したという。顧客ニーズを掘り下げ、これに見合った付帯サービスを追加・強化した。また、若年層を意識し、券面には日本の百貨店カードとしては初のスタイリッシュな縦型デザインを採用した。

このような変更にともない、訴求方法も変更。これまでの年会費無料、初年度年会費無料の打ち出しを取りやめ、カードの魅力そのものを訴える方法に切り替えた。これにより年会費収入が増え、収益性が改善するという副次的効果も生まれている。

全国5カ所を重点エリアに設定し
QIRAポイントを核とする“JFR経済圏”を確立

今回のリニューアルの目玉は、新たなポイントプログラム、QIRAポイントの導入だ。大丸松坂屋カードではクレジットカード払いで100円につき5ポイントの大丸・松坂屋のポイントが付与されるが、これに加えてQIRAポイントが200円につき1ポイント、大丸松坂屋ゴールドカードでは100円につき1ポイント付与される。QIRAポイントはさまざまな賞品や、Tポイント、Amazonギフト券、WAONポイント、楽天ポイントの4種の共通ポイントとの交換が可能だ。

JFRグループでは2030年までに全国数カ所の重点地域でJFR経済圏を確立することを目標に掲げている。QIRAポイントはこの経済圏内の、いわば血液の役割を担う。

JFRグループは今、特定地域に集中してグループ店舗を出店するドミナント戦略を推進している。さらには地域内の、グループ外商業施設ともQIRAポイントを媒介に連携。QIRAポイントを貯める・交換するという経済行為によって、相互送客を促し、近隣地域全体の経済活性化を実現していく計画だ。

現在設定している重点エリアは、大阪心斎橋、京都烏丸、神戸元町、名古屋栄、上野御徒町の5エリア。京都・町家プロジェクト、松坂屋上野店と上野フロンティアタワーのコラボなど、各地域から続々と具体的な成果の報告が上がってきている。

リアルな商業施設を保有する強みを生かしつつ
デジタルベースの新たなCX構築を目指す

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