2011年8月29日9:00
米国では自販機のキャッシュレス化が進んでいる。既存の自販機でもカードが利用できるポートの設置が進んでいるからだ。
それを推進しているUSAテクノロジーズ(USA Technologies)が、2011年7月に実施した自販機調査結果を発表した。1万台以上の自販機のトランザクションデータを分析したもの。
調査対象のトランザクション件数は900万件を超える。自販機で販売した商品は、飲料、スナック、食品など多様。
現金とキャッシュレス決済ではどちらが単価が高いか。キャッシュレスのほうが現金にくらべ33%も単価が高かった。
自販機なので小額決済。平均1.13ドルのトランザクションが、カード決済になると1.50ドルになった。1トランザクションあたり0.37ドル多い。
自販機の総取扱高に対し、キャッシュレス決済の比率はどうか。26%がキャッシュレスであった。3年前と比較すると、73%も伸びている。
調査結果からわかることは、自販機のようなセルフサービスが必要なサービスでは、キャッシュレス決済がより多く使われるということ。
ガソリンスタンドやスーパーなどでは、セルフサービス化が進んでいる。ここでも自販機と同様にキャッシュレス決済が活躍するはずだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。