2026年4月3日9:22
三井住友カードが提供する「stera transit(ステラ トランジット)」が、南越後観光バス、新潟交通佐渡、越後交通、頚城自動車、妙高市営バスに導入されることを記念し、2026年3月23日より、市役所本庁舎(アオーレ長岡)にてセレモニーを開催した。

県内277台のバスでstera transitを導入 タッチ乗車は自動運転推進などにも貢献へ
頸城自動車、妙高市、三井住友カード、ジェーシービー、QUADRACは、新潟県内の路線バスで、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用した「クレカ乗車」サービスを導入する。「stera transit」とは、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューションで、鉄道やバスなどで手持ちのクレジットカード等を改札にかざすだけで乗車できるサービスだ。

新潟県内では、越後交通株、南越後観光バス、新潟交通佐渡がすでに導入していたが、3月30日より頸城自動車が運営するバス全系統全路線、4月1日より妙高市が運営する市営バス (妙高高原地域)と合わせて県内277台のバスでstera transitを導入している。
当日は新潟県の自治体を代表して長岡市、さらに交通事業者を代表して越後交通より「クレカ乗車」導入について説明した。
近年、地域での人口減少、過疎化が進み、特に地方における地域交通が大きな課題になっている。長岡市長の磯田達伸氏は、地域が生き残るため、観光でこれからこの活気を取り戻すためにも公共交通が如何に持続し、便利になるかが多くの人に使われる決め手になるとした。「こうした中、国、県、自治体が一堂に会して導入イベントが行われることに心よりお礼を申し上げます」(磯田氏)。
交通系のカード決済導入については、地元の交通事業者と協議は重ねてきたが、イニシャルコストがかさむのが課題だった。そのため、今回のタッチ乗車の導入は待ちに待ったシステムだという。長岡市では8月に大規模な花火大会を開催しており、70万の来場者が訪れるが、タッチ乗車の導入は外国人観光客も含めて利便性向上につながる。また、長岡市の評価を高めることにもつながるという。
昨今、AIが普及しており、フィジカルAIが導入され自動化の流れが進むと考えられるが、長岡市でも遅れることなく対応していきたいとした。タッチ乗車はその入り口になると考えており、将来的には車の自動運転など、全体の交通システムの自動化が進み、渋滞のない、オンデマンド交通を実現させたいとした。
越後交通はバス163台に導入 事業の合理化につなげる
越後交通では、tera transitを3月14日にバス163台に導入した。越後交通は、長岡市をはじめとした中越地域で暮らす人々の多くが利用している。3月3日に創業112年を迎え、1959年前後に前身の栃尾鉄道、中越自動車、長岡鉄道の3社合併で越後交通が誕生し、65年にわたり地元の人々に利用されてきた。その間、時代時代のニーズに合わせ、市内循環バスや、都市間を結ぶ高速バスなどを手掛けてきた。
特に地方においては、人口減少、少子高齢化が加速し、労働者不足は、深刻な課題となっており、越後交通でも同様の課題に直面している。越後交通 代表取締役社長 伊比久氏は「このような状況下において、今後のバスの運営には、事業の合理化が必要です。それを実行する上で、今回のstera transitの導入は大きな節目となると考えています」と述べた。
今回のstera transit導入により、2つの点を期待している。1つ目は、情報の活用が容易に図れることだ。利用者の乗車日時や、区間など、移動情報の取得が可能になる。「この情報を分析し、利用しやすい路線バスを編成することにより、限りある大事な労働力を、効率的に運用していければと考えております」(伊比氏)。
2つ目は、キャッシュレス化により、現金の取り扱いを減らし、現金の準備や、回収に伴うコストやリスクを低減することができる点だ。また、イベント輸送時の対応にもその力を発揮する。サービス面においても、利用者のキャッシュレス対応、クレジットカードによるポイント獲得にもつながる。これにより、越後交通ではバス利用者が増加することに期待している。
2社の新潟クレカ乗車、キャッシュレスアプローチ 新潟導入後の成果、JCBは加盟店・利用者両輪で推進
続いて、三井住友カードとジェーシービーが挨拶。まずは、6月26日に新社長に就任予定の三井住友カード 代表取締役副社長執行役員COO佐々木丈也氏が挨拶した。

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