2026年1月22日21:03
ふらのバス、富良野タクシー、富良野市、一般社団法人ふらの観光協会、三井住友カード、ジェーシービー(JCB)、QUADRAC、北海道アトラス、小田原機器は、2026年2月5日から、ふらのバスが運営する路線バス全線にて、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera(ステラ) transit(トランジット)」を活用したクレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスを開始すると発表した。また同日より、国土交通省の令和7年度「日本版MaaS推進・支援事業」の採択を受け、stera transit 富良野MaaS推進事業における実証実験を開始する。

実証実験では、三井住友カードの総合交通アプリ「Pass Case」にて、タクシークーポンや指定のショップ『菓子司 新谷』の特典を付帯した企画券の販売を行う。また、タッチ決済乗車により得られる移動・消費データを分析し、市民や来訪者による公共交通の利用促進を目指す。
なお、同取り組みによる「stera transit」の導入公表事業数は、全国45都道府県にわたる200事業に達した。
利用者は手持ちのタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、カードが設定されたスマートフォン等を専用端末にタッチすることで、そのまま乗車(降車)できる。対応ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯となる。
富良野市では現在、ふらのバスや、鉄道、都市間高速バス、コミュニティカーといった公共交通手段が運行されている。しかし、人口減少と高齢化に伴い公共交通の利用者数が減少傾向にあることが大きな課題となっている。一方で、市民の移動ニーズに応じた交通網の再編や観光客の移動手段の充実も重要な課題として挙げられる。
こうした状況を踏まえ、富良野市は公共交通を市民や来訪者にとって有効な移動手段として位置づけ、広域的な移動を支援することを目指している。また、公共交通の利用促進や、まちづくりや観光など他分野との連携による総合的なサービスの実現にも積極的に取り組んでいる。
その一環として、2025年11月にふらのバス・富良野タクシー・富良野市・ふらの観光協会は「stera transit 富良野MaaS協議会」を設立した。同協議会では、キャッシュレス化やデータ活用によるサービス向上を図り、公共交通の利用促進と交通事業者の持続的な発展を目指して、今回の実証実験に取り組む。
なお、「stera transit」では乗降データに加え、三井住友カードが保有する利用者の属性データ・購買データを掛け合わせることにより、 公共交通機関をどんな人がどんな目的で利用しているのか、実データに基づいて把握することが可能だという。 実証実験でのデータを収集することで、地域生活者に対する公共交通サービスのレベルアップと利便性向上の検討につなげる。














