2011年9月5日9:00
ドイツ/オーストリアに本拠をおくペイセイフカード(Paysafecard)は、プリペイド決済で快進撃をつづけている。
2010年の取扱件数は3,500万件で、前年対比40%も増加した。ペイセイフカードは小売店頭でバウチャーを購入し、主にオンラインゲームなどのデジタルコンテンツの支払いに使う。
欧州のバウチャー方式プリペイドではトップクラスの取扱高を誇る。米国にも進出し、Facebookの共通通貨Facebook Creditsもこのペイセイフカードで購入することができるようにした。
ペイセイフカードの戦略は急成長をつづけているプリペイド業界でトップシェアを確保すること。そのために、同業のウォリー(Wallie)株を100%取得し、完全子会社化すると発表した。
ウォリーは欧州11カ国でプリペイドソリューションを提供。ペイセイフカードと同様、オンラインゲーム業界を対象に加盟店を開拓している。
ペイセイフカードは現在28カ国で営業を展開。35万カ所でバウチャー購入ができるネットワークを構築している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。