2026年6月2日8:00
三井住友銀行と三井住友カードは、2026年5月26日から、個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」の最上位ランクとなる「Olive Infinite」(オリーブ インフィニット)の提供を開始した。また、Oliveコンサルティングなどにより、デジタルの利便性とリアルの安心感を組み合わせ、新たな金融体験の提供を目指すという。これにより、拡大するデジタル富裕層に向けたウェルスマネジメントビジネスを加速させる方針だ。
Oliveは750万アカウント突破 カード投信積立1兆円突破
Oliveは2023年3月にサービスを開始した銀行口座、カード決済、ポイント、証券、保険などを1つのアプリで利用できる総合金融サービスだ。サービス開始以降、750万アカウントを獲得するSMBCグループのデジタルプラットフォームとして確実に成長している。
同社のアセットマネジメント・外貨預金残高は、2025年度に23兆円規模まで積み上がっており、2028年度には28兆円規模を目指す。
ウェルスマネジメントビジネスは、販売手数料率や信託報酬などが下がり、ビジネスの収益性は低下傾向にある。一方で、富裕層マーケットは拡大しているため、サービスクオリティと効率性を両立することで、得られるリターンは大きいという。資産運用のデジタル化は進展しており、例えば、クレジットカードを利用した投信積立額は年間1兆円を超えた。
「SMBC Wealth」ブランドで事業拡大へ Oliveコンサルティング設立
SMBCグループは今後のリテールビジネスを2つの柱で成長させていく。1つ目がOliveとなり、「デジタルのリアルが融合したプラットフォームとしてさらに進化させて、リテールビジネス全体の成長を牽引していきます」と三井住友フィナンシャルグループ リテール事業部門長 上村 明生氏は話す。2つ目は、今後も事業拡大が見込まれるウェルマネジメントビジネスであり、「SMBC Wealth」という新たなブランド名でサービスと効率性を高め、事業を拡大していくそうだ。
新会社であるOliveコンサルティングについては、2025年6月に構想を発表したが、5月26日より営業を開始する。同社はSMBCグループが60%、SBIグループが40%を出資。SMBCグループの知見を生かした有人を含むコンサルティングとSBI証券の業界最安手数料のネット証券サービス、そしてOliveならではの体験価値を組み合わせてサービスを提供する。
OliveはSMBCグループのプラットフォームとして、デジタルとリアルの独自商圏を構築している。上村氏は、①さらなる利便性の向上、すべての利用者をOliveへつなげていく、③銀行支店をOliveのサービス支店へ進化させる、という3つの戦略を挙げた。
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