2011年9月13日9:00
オンラインゲーム大手のNexonの北米部門Nexon Americaは、従来のゲームカードに代えてKarma Koin(カルマコイン)を発行することになった。
Karmaとは「業」という意味。善をなせば善生を受け、悪をなすものは悪生を受ける。つまり、カルマコインとは善をなす通貨なのである。
カルマコインが使われるたびに、Nexonはチャリティに利用額の一定率を寄付する。
加熱するゲーム人気でアイテム課金が社会問題となっているなか、Nexonはゲームカードという名前を消去した。
かわりに、「カルマ(業)コイン」という通貨に名称変更。チャリティに寄付をするという社会貢献の姿勢を前面に押しだしたのである。
額面は10ドル、25ドル、50ドルの3種類。米国、カナダ、豪州、ニュージーランドの小売店頭7万カ所で販売される。
Nexonのゲームカードは2007年北米初のプリペイドカードとして小売店頭にならんだ。2009年と2010年には、年間販売枚数が500万枚という商品にまで育った。
カーマコインはNexon以外のオンラインゲームやソーシャルゲーム開発会社にも拡販する予定だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。