2011年9月27日20:02
日本カードビジネス研究会は、2011年9月27日、東京都千代田区のホテルルポール麹町で「9月度NCB公開セミナー」を開催した。今回は野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 上級コンサルタントの田中大輔氏が、「NFC×スマートフォンで何が変わるのか」と題した講演を行った。
グーグルの「Google Wallet」サービスが、5月からのテストを経て、9月20日にサービスイン。世界中でNFCを用いたサービスがいよいよ立ち上がろうとしている。その一方で、日本では「おサイフケータイ」がすでに普及しており、さまざまなサービスが提供されている。今回の講演は、改めてNFCとは何であるかを確認するとともに、NFCによって可能になるサービスの広がりを田中氏が解説した。
田中氏は、まずNFCの概要を説明し、スマートフォンやネット利用者を実店舗へ誘導する「O2O(Online to Offline)」について説明した。その後、NFCとスマートフォンとの連携、Google Walletやその競合サービスの紹介を行い、最後に国内の現状と今後の方向性について解説した。
日本カードビジネス研究会では「定例」「公開」セミナーを定期的に開催している。今後のセミナーの予定は同研究会のWebページに掲載されている(http://www.ncbi.jp/ncbhp/)。