2011年10月4日10:30
三菱電機は、2011年10月31日から、ICカード情報とID情報を一元管理することにより、各認証端末や情報システムの連携を高める統合ID管理ソリューション「iDcenter(アイディーセンター) Version 4.0」を発売すると発表した。
同製品は、統合ID管理によりICカード一枚で複数の認証端末にアクセス可能だ。人事情報システムからのID情報を一元管理し、入退室管理システムなどへ自動配信する。また、人事異動による変更情報を自動配信することで変更ミスを防止できる。カード1枚で複数の認証端末にアクセスできるのも特徴となっており、FeliCaやその拡張規格である「SSFC」、「FCF」などのデータフォーマットを搭載したマルチフォーマットICカードに対応している。
また、連携テンプレートにより、同社製入退室管理システムMELSAFETY-G/Pのほか、他社製入退室管理システムや複合機プリンタ・ICカード発行システムなどにも対応可能だ。
さらに、データ統合ツールInformatica PowerCenter(別売)を用いることにより、認証管理サーバへのID情報や権限情報データの自動配信や市販のデータベースソフトとの連携が行える。
なお、同製品の製造・販売・保守は三菱電機インフォメーションテクノロジーが担当する。標準価格は、1000ユーザーで、入退室・来訪者管理オプションを付与した構成の場合(ハードウエア/構築費用を除く)、472万5,000円(税込)となっており、同社では年間50システムの販売を見込んでいる。