2011年10月17日12:08
FDKは、クレジットカードなどのカード類に搭載可能な薄形電池として、低自己放電特性(室温で年3%以下)とそれによる期待寿命5年の長寿命を実現した薄さ0.42ミリ、重さ約0.5グラムのリチウム一次電池の開発に成功し、9月から量産・出荷を開始したと発表した。
今回開発した製品は、カード類への搭載が可能であり、期待寿命が5年であることから、学生証など長期間での使用を想定したさまざまな用途でも使用できるという。環境面については、RoHS指令に対応している。
同社では今後、ワンタイムパスワード(OTP)カードやディスプレイ付きカードなどの普及による需要拡大を期待するとともに、さらに性能を改善することで、医療用セキュリティシステム、カード形セキュリティシステムなど他の用途への採用を促進していく。